この記事では,

どんなメリットがあるの?
といった疑問にお答えします.
記事の内容
- 精読のデメリット
- 精読のメリット
- おすすめの参考書
おすすめの参考書を紹介する前に,まずは,精読のデメリット・メリットをお伝えしようと思います.
これらを理解することで,今,精読が自分に必要かどうか,判断しやすくなると思います.
では,デメリットからお伝えしていきます.
英語の精読におけるデメリット
英語の精読におけるデメリットとして,以下の2つがあげられます.
精読のデメリット
- 読むのに時間がかかる
- 1冊の参考書に長文があまり載っていない
では,それぞれ詳しく見ていきましょう.
その①: 読むのに時間がかかる
当然のことではあるかもしれませんが,ちゃんと精読しようと思うと,結構時間がかかります.
速読,多読だと,勢いよく進めることが出来るので,勉強している感があります.
しかし,精読だと,同じ長文にずっと取り組んでいるため,モチベーションが上がらないかもしれません.
その②: 1冊の参考書に長文があまり載っていない
これは,お金の問題に関わってきます.
精読の参考書は,1長文ごとに丁寧な解説があるので,ページをたくさん使います.
そのため,1冊の参考書に載せれる長文数が減ってしまいます.
極端に少ない,というわけではないですが,速読・多読用の参考書と比べると,掲載している長文数の面では劣ってしまいます.
なので,精読をたくさんしたい場合は,他の参考書よりも,ちょっとお金がかかってしまうかもしれません.
英語の精読におけるメリット
英語の精読におけるメリットとして,以下の2つがあげられます.
精読のメリット
- 難しい長文に遭遇しても対応できるようになる
- 日本語訳の問題に強くなる
では,それぞれ詳しく見ていきましょう.
その①:難しい長文に遭遇しても対応できるようになる
これが,一番のメリットです.
英語長文の点が取れない理由として,おそらく以下の2つが考えられます.
- 時間が足りない
- 日本語に訳せない
また,この「日本語に訳せない」理由を掘り下げると,以下の2つが考えられます
- 単語の意味が分からない
- 文構造がわからない
この「文構造がわからない」を解決できるのが,精読になります.
「単語の意味が分からない」については,単語を覚えるか,推測の練習をする,ことで解決できます.
また,「時間が足りない」は速読で解決できます.
文構造がわからないと,的外れな訳が出来上がり,長文全体の意図を読み間違える可能性があります.
なので,精読によって訓練しておくことをおすすめします.
その②:日本語訳の問題に強くなる
日本語訳の問題が出てくるのは,記述模試とか大学2次試験ですね.
採点の際,重視されるのは,「文構造を正しく理解できているか」です.
でてきた単語の意味がすべてわかっていても,正しい構造で訳せていなければ,あまり点数は獲得できません.
逆に,構造が正しければ,単語の意味が分からなくても,大きな部分点が獲得できます.
なので,このタイプの問題でも点数を稼ごうと思ったら,精読をしておくことが必要になります.
おすすめの精読用参考書
精読におけるデメリットとメリットは理解できましたか?
では,お待ちかねの参考書紹介です.
おすすめの精読用の参考書はこれ↓です.
「ポラリス」は,関正生先生による,長文の参考書です.
上のリンクでもわかるように,全部で3段階のレベルがあります.
レベル設定に関しては,表紙にも書いてありますが,
標準:中堅私立大,センターレベル
応用:GMARCH,関関同立,国公立大学レベル
発展:早慶上智,難関国立レベル
となっています.
もちろん,僕は3までやりました
この問題集には,それぞれ12長文ずつ掲載されています.
それらすべての,1文1文が構文解析されているため,精読にぴったりの参考書になります.
では,これを具体的にどうやって使えばいいのか,僕の実践していた使い方を交えて紹介します.
以下の3ステップを行います.
- 1回解いて,答え合わせ
- 訳確認&構文解析チェック
- 音読
まず,1回解いてみないことには何も始まらないので,解きましょう.
そして,答え合わせをし,解説を読みます.
問題を解くときの注意点はこちら→英語の長文演習における注意点を解説【英文はコピーしておく!】
次に,構文解析を見て,例えば,どこに修飾がかかっているかや,どんな文構造をしていたのかを,1文1文,丁寧に見ていきます.
これが終わったら,音読に移ります.
この参考書は,音読におすすめの参考書でもあるので,詳しくは別の記事で解説します.
音読を繰り返すことによって,英文を左から右へ,流れるように読めるようになります.
そして,英語能力の全体的な向上にもつながります.
ですので,解いた後は,必ず音読するようにしてください.
英語の精読について解説 まとめ
今回は,英語長文の勉強方法のうち「精読」について,メリット・デメリットと,おすすめの参考書を紹介しました.
まとめると以下の通りになります.
精読におけるデメリット
・読むのに時間がかかる
・1冊の参考書に長文があまり載っていない
精読におけるメリット
・難しい長文がいても対応できるようになる
・日本語訳の問題に強くなる
おすすめの参考書
・関正生の英語長文 ポラリス1~3
他の英語の記事を読んでくださっている方なら,関先生の名前は既にご存知かもしれません.

と思います.
正直,この本3冊,全36長文を仕上げるだけでも,相当英語の力が伸びると思います.
ですので,自分には精読が足りないな,と思う方は,ぜひ,ポラリスから始めてみてください.
また,ポラリスの著者である関先生の授業はスタディサプリというオンライン学習サービスで受けることが可能です.
詳しくは以下の記事で解説しているので,ご覧ください!
-
スタディサプリ高校・大学受験講座の評判・口コミや料金を調査!
続きを見る
-
スタディサプリTOEIC対策コースの評判は?効果はある?ない?
続きを見る
では,最後まで読んでいただきありがとうございました!