この記事によって,

といった悩みを解決することができます.
記事の内容
- 英単語の覚え方・暗記方法
- やってはいけない方法
この記事は,英単語を覚えたい,という目的であれば,学生や社会人関係なく参考になると思います.
目次
英単語の覚え方・暗記方法
英単語を覚えるときのポイントは,以下の2つです.
英単語を覚えるときのポイント
- 目,耳,口を使う
- 単語を1回で覚えきろうとしない
では,それぞれ詳しく見ていきます.
その①:目・耳・口を使う
暗記をする際,「五感」を使うことで効率的に暗記ができる,と一般的には言われています.
それを取り入れ,僕は以下のような覚え方をしていました
- 目で単語を追いながら
- 耳で発音を聞き
- それを声に出す
ちなみに,3で出した声はリアルタイムで自分に聞こえてくるので,実は4ステップになります.
この方法なら,視覚と聴覚を十分に使えるので,記憶に残りやすくなります.
「五感」と言っているので,本当は嗅覚,味覚,触覚も使いたいところなのですが,外でもできる手軽さを考えて,使いませんでした.

使える五感はどんどん使って,単語を効率よく覚えましょう.
2つ目のステップで発音を聞くためには,単語帳と一緒に売っているCDを買ったり,音声のダウンロードが可能な単語帳を選ぶ必要があります.
その②:英単語を1回で覚えきろうとしない
一般的な英単語の覚え方というと,おそらく,
「単語帳の1セクション(およそ100単語)を覚えきったら,次のセクションへ進む」
という方法が思い浮かぶと思います.
この方法を用いれば,「覚えた気」にはなれると思います.
しかし,長期的なことを考えれば,あまりよくない方法だと思います.
経験のある方もいるかと思いますが,この方法を用いると,
「単語帳の後半部分をやっているときには,すでに前半部分を忘れてしまっている」
ということが起こります.
ここで話は変わりますが,「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存知でしょうか?

例えば,
- 単語を一度覚える
- 一定時間(期間),経過する
- その単語を再び「覚えた」という状態に戻す
という流れがあったとします.
この3番の,もとの記憶の状態に戻す作業において,どのくらいの時間(または回数)が必要なのかというのを,「節約率」としてあらわしたものが忘却曲線です.
節約率というと,ちょっとややこしいですが,言い換えれば,どのくらい楽に,もとの「覚えた」状態に戻すことができるのか,ということです.
実際の曲線は以下のようになります.
忘却曲線 (wikipediaより引用)
縦軸が節約率,横軸が経過時間です.
グラフの赤線に着目してください.
一番左上が「完全に覚えた」状態を表していますが,そこから急激に下がっていることが確認できます.
具体的な値を引用すると,
20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
といった感じです.
ごちゃごちゃグラフとか数字を出していますが,言いたいのは「人はすぐに忘れる」ということです.
例えば...
今日,セクション1を覚えたとします.
そして,次の日に,セクション2を覚えようとします.
この時,すでにセクション1のいくらかは忘れてしまっています.
ここで,セクション1の復習をしないと「後半部分をやっているときには,前半部分を忘れてしまっている」という状態に陥るのです.

そこで僕は「1回で覚えきらない」という方法を用いていました.
先ほどの「前半を忘れてしまっている状態」にならないように,そもそも「覚えきれていなくても後半に突入する」という戦法です.
この方法を用いると,すぐに単語帳を1周することができます.
すると,再度,セクション1に戻ってくるため,必然的に定期的な復習になります.

ちなみに,単語帳は1日に3周するのが理想です.
最初のころは,結構きついですが,慣れてこれば大した量ではなくなってきます.
さらに,単語帳1冊が完璧に覚えきれたならば,1日に1周以下でも問題ないため,他の勉強に時間をあてることができます.
そして,単語を覚えることができれば「長文をひたすら読む」段階に入ります.
この長文の段階に関しては,以下の記事で詳しく書いています.
-
英語のテスト勉強法を解説!【中学・高校向け】
続きを見る
結論,あえて覚えきる前に単語帳を先に進めることで,定期的な復習の機会を作り出す,という方法でした.
英単語を覚えるときにやってはいけない方法
ここまで英単語の覚え方を紹介しましたが,次は逆にやってはいけない方法について紹介します.
英単語を覚えるときにやってはいけない方法は,以下の2点です.
英単語を覚えるときにやってはいけない方法
- 紙に書いて覚えようとする
- ぼーっと眺める
では,それぞれ詳しく見ていきます.
その①:紙に書いて覚えようとする
たまに,ノートにすごい量の単語を書いている人がいますが,よっぽどの理由がない限り,すぐにやめた方がいいです.
確かに,手を動かしているため,普通よりは覚えやすいとは思いますが,単語帳に載っているすべての単語を書くのに,どれくらいの時間がかかるのでしょうか.
また,1回書いただけでは当然,覚えきれないので,単語を何回も書くことになるのでしょうが...

ここで質問が来るかもしれません.


基本的に大学受験やTOEIC等で,単語のつづり(スペル)を問う問題は出ません.
ですので,わざわざ同じ単語を,何回も書いて練習するような必要がありません.
ただ,学校の小テストで,単語を紙に書くようなテストがあるので,「絶対に書くな」とは言い切れません.
ですが,それでも単語の意味は書かずに覚えて,小テスト直前の休み時間に,紙で軽くつづりの確認をする,という方法をとったほうがいいと思います.

また,英作文等でつづりがあっていないと減点される可能性はありますが,たかが1,2点です.
さらに,もしつづりが怪しければ,他の言い回しをすればよいだけの話なので,逃げ道はたくさんあります.
あと,単語帳を何回も回しているうちに,一緒につづりも覚えてしまいますよ!

その②:ぼーっと眺める

単語帳を開き,眺めていることで満足している,といった感じです.
覚えれない上に,時間ももったいないのでやめましょう.
単語を覚えるときは,少ない時間で終わらせる代わりに,その時間は全力で集中して覚えた方が,覚えられると思います.
長時間見ていたからと言って,単語を覚えれているとは限りません.

「今から単語をやるぞ」と決めたら,一回深呼吸をしてから,短時間ぐっと集中して単語帳にのぞみましょう.
人によって集中できる時間は変わりますが,「本気で集中する」であれば,あまり長くはもたないと思います.
短時間で終わるので,隙間時間等を有効活用するとよいと思います.
英単語の覚え方・暗記方法 まとめ
今回は,英単語の覚え方を,実体験をもとに書いてみました.
まとめると以下の通りになります.
英単語の効率的な覚え方
・目,耳,口を使う
・単語を1回で覚えきろうとしない
やってはいけない方法
・紙に書いて覚えようとする
・ぼーっと眺める
英単語の覚え方で,悩んでいる方は結構多いと思います.
ですが, 自分なりの覚え方を1から確立するのは,時間がもったいないです.
なので,まずは片っ端から,他の人がやっていた方法を試していき,自分に合っていれば,それを採用し,そこから自分なりのアレンジを加えていく方法が一番良いと思います.
また,今回紹介した高速周回を以下の記事では,もっと詳しく説明しているので,ぜひ読んでみて下さい!
-
英単語帳の使い方を徹底解説【高速周回の実践編】
続きを見る
では,最後まで読んでいただきありがとうございました!